あけびの実って一見へんてこな感じで食べられるのかどうかわかりませんが、実(じつ)は食べられます。
今回は、私の自宅に植えているあけびの食べ方のお話です。

あけびは、ツル状になる植物で、東北は山形県で食用として育てられています。
今年(2021年)は天候のせいかあまり多くは実が付かなかったようですが、全国の生産量の約95%を山形県が握っております。
他県ではあまり育たないのか、育てないのか、はてまた他の理由があるのか。
その真相は、『他県に需要が無い』というところだと思いますが・・・・。
さて、写真のアケビの実ですが、表面が白っぽい茶色です。
一方、ニュース等で見かけるアケビの実は紫に物が多いようです。
これは品種の違いによるもので、私の自宅に植えてあるものは紫の品種とは異なるようです。
親曰く「こっちの方が旨い」とのことですが。どうなんだろう。
さて、下は皮が縦に避けた実です、十分に熟れてます。

裂けたその中に見えるのが、種を包んでいる甘い部分です。
わかるかなぁ・・。
下の写真は、あけびの皮から種の部分を取り出したもの。
ちなみに上の写真から24H経過していて、皮がすこし萎びてます。

種部については、どういう表現をしたらいいのだろうか。
手触りは、ものすごく熟したバナナみたいな感じ?
下の写真は、種部を裂いたものになります。

中は種で一杯です。
種を覆っている白いものは可食部です。甘いです。口の中で溶けてなくなる感じの食感です。
でも、やっぱり口に入れたときの食感は種・種・種です。
これは一体、何に例えるいいのだろうか。
大量に種が入ったドロドロしたバナナみたいな感じ?
いや、違う。
風味は独特だと思います。他の果物で似たようなものは私は存じません。
あけびの実、オリジナルな食感です。
さて、この種部ですが、子供の頃は好んでよく口にしておりました。
甘いので、美味しいと言えば美味しいのです。
種を吐き出す面倒くさささえなければ、甘い果物なのに。
そんなわけで、現実的には可食部は皮になります。
下の写真の右側が、あけびの皮料理です。

あけびの皮を切って、油で炒め、味噌と砂糖で味付けします。
写真は私の親が作ったものですが、ほろ苦さがあり、大人の味です。
正直、子供の頃はこのあけびのみそ煮は大嫌いでした。苦いんですもん。
でも、今は年を重ねて、少しだけ食べられるようになってきました。
その苦さが美味しく感じらるような年齢になったということかな。
後日、自分でも作ってみて、詳細を乗せようと思います。
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